雰囲気抜群に良い。なんとなく北欧映画かと思ってたらオーストリア映画だった。
体型にコンプレックスを持ったシミーが料理研究家兼栄養士(?)のクラウディアのもとにダイエット指導を受けようとやってくる。
日本にもあるダイエット合宿みたいなやつでルッキズム批判を描くのかと想像したが、これはホラー。よからぬことが起こるだろうと警戒しながらの鑑賞。
森の一軒家、薄暗い場面が続き、明るい時間は自然の法則と言われてもそれはそれで目を背けたくなるような所業の詳細が映されるし、ヤバい雰囲気はずっと漂い、クラウディアの従兄弟のフィリップは何かに反発するように挑発的だし、一体何が起こりどういう結末を迎えるのか、尺も短くて最後まで気が抜けない。
捻りはなくストレートに進み、予想していた通りの部分も多いけど、わりとショッキングな描写があってキツかった。
あんなの経験したらそれこそトラウマ、シミーは当初の目的どころてはないがどうするつもりなのかな。