このレビューはネタバレを含みます
トレイラーに惹かれて鑑賞。吉野の美しい景色を旅の画として魅力的に撮れていると思うが、現実から逃げていた主人公が一連の出来事を通して向き合っていくストーリーや、ファンタジカルな世界観も有りだとは思う。しかし世界観がファンタジカルだったとしても、演技指導というか台詞がどうにも浮いているように感じてしまう。ファンタジカルな世界観だとしても、その中でのリアリティとしては違和感を感じてしまった。
舞台挨拶にて、ストーリー以前に吉野という地と義経と静御前の史実を基に作ったとのお話を聞いて、やはり一番の魅力はそこだったなと納得。