MiYA

コーマのMiYAのレビュー・感想・評価

コーマ(1978年製作の映画)
3.5
原作は医療サスペンスの第一人者であるロビン・クックのデビュー作。かなり昔に原作は読みましたが、真相が衝撃的で今でも鮮明に記憶に残っています。

患者が立て続けにに昏睡状態になるという異常事態を受けて、昏睡状態となった親友のために、危険を冒して真実に迫ろうとするヒロインの行動力がストーリーをぐいぐい動かしていきます。そのヒロインに危険が及ぶ展開は常道ながら、そこまで役立たずだったある人物が救世主となる展開に溜飲が下がります。本作の核となっている、ある社会問題に繋がる大掛かりな陰謀も意外性があってよいです(当時としては、かもしれませんが)。

そんなわけで、最初から最後まで隙のない、医療サスペンスの秀作といって良いかと思います。監督・脚本がマイケル・クライトン。なんか、流石です。
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