よくある潜入捜査ものに見えますが、1987年ってことは「ハートブルー」「フェイク」「ディパーテッド」より全然前だもの。ひょっとしたらこの手の映画の元祖なのか？
犯行に加担させられたり、容疑者と友情を育んだり、正体がばれそうになってヒヤヒヤしたりと、まさに王道ドラマ。「お前を信頼してたのに」というほろ苦いラストもまさに王道。
ポルシェのカーチェイスもかっこよく、それなりには楽しめる映画ですが、前述の後発作品と比べればぬるいドラマであることはやむを得ませんね。
主役の捜査官はD・B・スウィーニーで、ウブでナイーブな感じは悪くなかったです。てきっきりチャーリー・シーンが潜入捜査官なのかと思ったら、潜入される犯罪者グループの側だった。「プラトーン」と同じ年だから、売れっ子になる前なのだな。その割には貫禄あり。
テレ東「午後のロードショー」にて。
