はるか

コーマのはるかのレビュー・感想・評価

コーマ(1978年製作の映画)
3.5
📀サスペンス・スリラー
監督・脚本:マイケル・クライトン
音楽:ジェリー・ゴールドスミス

医師らが臓器移植、臓器売買を悪用し、金儲けのために秘密裏に患者を殺している可能性に対する警告が織り込まれた作品。
医師のロビン・クックのベストセラー小説を映像化。

ボストン記念病院勤務のスーザン医師(ジュヌヴィエーヴ・ビュジョルド)の友人が病院で簡単な手術後、医療ミスで昏睡(コーマ)状態に。疑問を感じたスーザンは原因究明に乗り出すが、過去に多数の昏睡患者がいる事に愕然。後日、関節手術を受けた男が同じ状態に陥り、不信を抱く。

いわゆる病院サイエンス・スリラー。
8号手術室でオペを受けた患者ばかりが、昏睡(コーマ)状態に陥る。実際に起こっていそうな大病院の闇を描いている。
ストーリーの進み具合は、やや、スローテンポかな?
スーザン医師の友人が普通の中絶手術なのに死亡。カルテを見ようと麻酔科の医師に頼むも激しく拒絶される。
恋人の医師マーク(マイケル・ダグラス)も取り合わない。
巨大病院を相手に、一人の女医が立ち向かう展開。犯人は一体誰なのか?恋人も疑わしく見えてきてしまう。
ホラーではないが、“密売用臓器“として、植物人間と化した患者が裸で吊られている研究所のセットの異様さが不気味。
謎の研究所、恐ろしい。医師や看護士みんな白衣にグラサンしてる。なんか「殺しのドレス」のあの人みたい。
命まで狙われる女医が病院から脱出するシーンがハラハラ。
ラスト、ヒッチコックを思わせる感じ。なかなか面白かった。
トム・セレックが間接手術を受ける患者という端役で出演。
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