MasaichiYaguchi

恐竜超伝説2 劇場版ダーウィンが来た!のMasaichiYaguchiのレビュー・感想・評価

3.4
NHKの自然ドキュメンタリー番組「ダーウィンが来た!」の劇場版第5弾では、シリーズ第2弾「恐竜超伝説 劇場版ダーウィンが来た!」の続編として恐竜をメインテーマに取り上げ、太古の大陸「ゴンドワナ」で多様な進化をとげていた巨大恐竜たちと、最新研究によって浮かび上がってきた恐竜たちのサバイバルストーリーを迫力のCG映像で描き出す。
6600万年前の地球、超大陸ゴンドワナでは40メートル近くにも達した植物食恐竜プエルタサウルスや、10メートルの肉食恐竜マイプ、ツノ恐竜カルノタウルスなどの巨大恐竜たちが、生きるために死闘を繰り広げていた。
そんな恐竜たちの生きる地球に巨大隕石が衝突してしまう。
大規模火災や寒冷化など未曾有の大災害が巻き起こり、過酷な環境に晒されながらも、逞しく生き抜いていた恐竜たちがいたことを本作では紹介する。
北海道大学総合博物館教授で恐竜研究の第一人者・小林快次さんが監修を、人気声優の水瀬いのりさんがナレーションを務めた本作は、「ジュラシック・パーク」シリーズとは一味も二味も違った恐竜の姿や生態、特に意外な「子育て」の様子が印象的に登場する。
本作の「目玉」は、最新研究によって浮かび上がってきた“巨大隕石の衝突に晒された恐竜たちのサバイバルストーリー”を高精細CGで描いた点にあるのだが、そのメイキングが人力によるアナログチックなもので、意外なギャップに笑ってしまいます。