移住して遂にこちらの会員になり観た1本目の映画。軽い気持ちで観たけど、何て良質なドキュメントなんだろうと思いました。
新根室プロレス、いやこの映像作品すべてが主催であるサムソン宮本の手の中にあると思いました。うつ病患者や夢破れて田舎へ帰ってきたもも、はたまたゴミ屋敷の住人まで、プロレスという生き甲斐を与え活力を産み出していく。挙句自らが不治の病に罹っても、命尽きるまでサムソン宮本でいることで、最後の新木場のシーンに繋がっていく。なんてカッコいいおやじだよ、サムソン宮本。
一地方都市のしがないおもちゃ屋のおやじが始めたことは、現代日本を元気にするための何かが隠されていると思います。彼が東京にらいたら、きっと高木三四郎のような存在になっていたと思います。