maana

陰陽師0のmaanaのレビュー・感想・評価

陰陽師0(2024年製作の映画)
4.5
夢枕獏さんの長年の大ファンで、これまでの陰陽師の映像化に満足できてなかったのでこのキャストが純粋に嬉しい。
これは獏さんの書いている晴明と博雅よりもっと前の話で、佐藤嗣麻子監督は若き日の晴明と博雅が原作に通じる出逢いになるように作りました、と言ってらしたので大満足です。
陰陽師の肝の晴明と博雅のバディがどう生まれたのかが描かれてて最高!
山崎賢人さんと染谷将太さんのキャラ設定が良すぎて嬉しかったです。
VFXも作品にマッチしてて良かったなぁ。
小説によく出てくる晴明と博雅が酒を酌み交わすシーンも想像通りでじんわりと胸熱でした。
奈緒さん演じる徽子女王も美しかったし、何より若き帝の板垣李光人さんがめちゃハマってました!
運良く大ヒット御礼舞台挨拶付きの上映にも当たって行けたのですが、監督はじめ山崎賢人、染谷将太、板垣李光人…その後、本日はスペシャルゲストがいらっしゃいます!との声に、まさか!え!?となり…夢枕獏さんです!と獏さんの姿が見えた時、立ち上がりそうになりましたよ。
お元気そうで何よりでした!
最近、舞台挨拶上映会に行くたびに思うことがあったんだけど…まさかのこの日も。
トークもたっぷり30分楽しんで、さあ上映ですってなった時に、結構たくさんの人が立ち上がって出口に向かってました…。
私の隣のうちわ持って山崎賢人に振ってた女性たちも。
お金払ったんだし推しを観にきただけなんだからいいでしょって言われればそれまでだけど、作品を冒涜してるようにしか思えなくて悲しくなりました。
これ、本人の前でやれるの?って。
こういう人たちのために上映後にしてくれないかなーなんて。それだけじゃなくて、上映前のトークってネタバレできないからイマイチ楽しさが半減というか。映画ファンとしては観た後に監督や役者さんたちから裏話とか聞きたいんだよなーといつも思ってます。
それはさておき、この映画は何度観ても楽しい!
終わる前にもう一度スクリーンで観たいなぁ。
maana

maana