’01年’03年の『陰陽師』は私にとって萬斎さんの雰囲気で満点。
アイドルの方が出てくるのは問題ない。ただ調子が外れているから酔いが覚める。それが苦手だ。見事な歴史的建造物を眺めていたら、コンビニがひょっこり顔を出したようなコレジャナイに面食らい、また観たいと思うようなものではなくなる。
岡野玲子さんの漫画に夢中になり小説は鳳凰ノ巻までしか読んでいないが好きな世界に浸っていたいこちらとしては苦々しい思いがする。
しかし今作は俳優の方々も背景もVFXも収まりが良い。本当に丁寧な物語はこびで、主要なエッセンスをちらりと見せては私の興味を引きつけ最後の最後にぬるりと蓋を開け真相を見せてくれる。
太宰府まで見にいった飛梅!あゝなんてこと!とても素晴らしい。
バディものの馴れ初め編。続きが是非見たい。