「さらばあぶない刑事」で完結した筈が、またまたまたまた帰ってきたアブデカシリーズ最新作。
オレは円盤全部持ってる程度にはアブデカの大ファンだが、正直「まだまだ」以降はかなり厳しい出来だと感じていたので、全く期待しないで鑑賞した。
結果、まさかの25年ぶりくらいにちゃんと面白かった。若手の監督に交代したことで、シリーズのお約束を守りつつ、フレッシュさがある。
「さらば」で最大の不満だったアクション全然しない問題が払拭されており、上手いことカットを割ってアクションしているように見せている。
タカとユージの掛け合いはもちろん、トオルも薫もちっとも変わっていなくて感動。
太鳳ちゃんのキャスティングはピッタリだし、オープニングも、課長のアレや回想シーンのアレも、ユージのRUNNING SHOTも、タカのバイクアクションも、エンディング曲がアッチじゃなくてアッチなのも、何もかもが最高だった。
映画としては若干タルい部分もあるが、アブデカとしては限りなく満点に近い出来。
「さらば」の時は、『コレで終わるのは嫌だな』と感じてしまったけれども、今回は『コレで終わりで悔いはない』と思えた。
と言いつつ、もう1本くらいやってもいいんじゃない？
