このレビューはネタバレを含みます
チケットが取れず涙を飲んだ舞台が、ようやくゲキシネになりました！せっかくなので、人生初のエグゼクティブシートで見てきました。多分席が独立しているのかな？周りの身動きとか気にならず、ユッタリ没入できてよかった。
劇団朱雀での太一くんを見ているとなんのことはないかもしれませんが、新感線であすこまで鼻の下伸ばしたり、無理無理無理〜（情けない声）なんて言っちゃうことないだろうから、すごく新鮮でした。クールビューティなのも、ちょっとアホなのも、情に厚いのも見れて、太一てんこ盛り。すごく面白かったです。
いぶきもすごかったなぁ！「封刃師」は見ていたのですが、ニュースの関係だかで放送時間がイレギュラーになったりして、初回を録画できなかったり、山本千尋さんの登場→対決回を丸ごと逃したりしていたので、実質その身のこなしを拝見するのが初めてになってしまったのですが、すごかったなぁ！まさに華麗。厳しい世界で生き抜いてきたんだなぁっていう、凄まじく燃え盛るものがありました。
結局銀次の中に残ってしまった半兵衛（太一）が、宵闇銀次であると名乗りを上げるところ、運命を背負って立つ彼の覚悟というか、その姿が、悪い魔女という役割を受けて立とうとするエルファバと重なりました。
クールでツンとした太一もイイし、ちょっと間の抜けた人情味あふれるオッサンなふるちんもイイ。けどそれに加えて、愚直で情に厚い太一もイイし、悪くてゲスい野郎なふるちんも最高にセクシーでカッチョいい。
あと私、早乙女兄弟の対決構図大好きなので、タイトル出るところまじで痺れました。互いの表情を抜くカメラ超いい仕事してる。ありがとうございます😇
中島かずきさんの書かれる物語、どんどんいろんなピースが繋がって、最高のシチュエーションが仕上がってゆく展開がすんごく恰好よくてキモチイイの。今回は鍛えられた半兵衛（太一）vs欲の出た銀次の構図で、なにか違うようになっても朝吉が善処（？）してくれるアフターケア（？）付きっていう最高のシチュエーションが出来上がってて、鮮やかにこういう状況を仕立ててしまう中島先生の筆のお力に毎回圧倒されるし、すごく憧れます。中島かずきになりたい（？）。
