エスのはやしのレビュー・感想・評価

逮捕されてしまった映画監督、その周囲の人々を描いた群像劇。テーマは重いが、始まってみればコメディ会話劇。絶妙に噛み合わない（現実でも多々ある）会話を身を委ねていると、最後には重い一撃を打ち込んでくる。

徹底的に練り込まれた脚本は、多分どんな疑問にも答えられる設定が用意されてる。常に逆を突かれる感覚。太田監督の才能がギュッと詰め込まれた作品でした。ただ、色々込められすぎてかえって面白さを伝えにくいのが困る笑

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