小林

緋牡丹博徒 お竜参上の小林のレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 お竜参上(1970年製作の映画)
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冒頭から四本の手が映し出され手の映画であると明快に宣言される。銀次が階段を転げ落ち、お君が手を差し出し、銀次もそれに応えるように手を伸ばすが、後もう少しのところで絶命してしまう。手と手が届かないことで悲哀を醸し出している。若山冨三郎の板についたコメディリリーフぶりも良いが、なんと言っても藤純子と菅原文太による終盤に繰り広げる殺戮が印象に残る。
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