象徴的な凌雲閣や電気館、そして江川玉乗りの看板まであり、当時の浅草六区が生き生き再現されている。
加藤泰の作品は初めて観たが、大胆な構図の素晴らしさに驚いた。アングルや長回しの演出にどんどん引き込ま…
橋と階段。階段があればそこから人が落ちるし橋があればそれは別れの予兆になる。
仰角で顔の演技。ただ初めて顔アップで面白いと思った。顔バトル。
吐く息の白さ。窓の外で降っている雪。藤純子の脚。橋で急に…
前回の加藤監督作(3本目)よりはうまくまとまってるし、ラストの殺陣もたっぷり。ただ、前回も思ったが、加藤は幕引きを書くのが下手な気がする。たしかに、今回のあまりの悲劇っぷり(おきみちゃんは可哀想すぎ…
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『緋牡丹博徒 お竜参上』 加藤泰監督
Red Peony Gambler 6: Oryu's Return
6作目/全8作
富司純子 as 緋牡丹のお竜
&菅原文太 as…
シリーズ第6作。途中までは退屈なんですよ。シリーズを重ねてマンネリ傾向が強まり、先の展開が読めちゃうんですよね。
ところが、クライマックスが異様に盛り上がるのです。
まず舞台が浅草の凌雲閣という…
叙情とテクニック。
繰り返される二人の道行。大勢の心持ちを一画面で読み取らせる長回し。鏡と窓とカット割。ローアングルでとらえる芝居は客席からの目線。
血が流れても、お竜さんの顔はけがれず白く美しいま…
女侠客の活躍を描いた任侠ドラマ。
緋牡丹博徒シリーズ第6弾。
加藤泰が監督と脚本を務め、藤純子が主演、山岸映子、若山富三郎、嵐寛寿郎、菅原文太、安部徹、山城新伍らが共演。
九州人吉で組を構…
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