ローアングルと同じくらいフィックスの長回しも異常。画面の中に人がひしめき合って、演技の重心が画面の奥手前左右縦横無尽に入れ代わり立ち代わりする。他にもオープニングの万華鏡のような花札の撮り方だったり…
>>続きを読む『花札勝負』の直後に見たので、アラカンさんの立ち位置に脳がバグる。
序盤、菅原文太が藤純子に橋の上で鉄砲久一家について伝えるシーン。超ローアングルが二人を捉えるが、左下がほぼ対角線に橋の影となり暗…
再見。
加藤泰絶頂期のバキバキな画面構成。シネスコ画面の中で常に複数軸の運動が組まれる統率力。アラカンの前で泣きじゃくる山岸映子が探していた娘だと判明するシーンの動線はいくつ組まれているのか?!
例…
加藤泰美学の極致。名シーンは数あれど、ここではドスの紐を口にくわえ、白刃を抜く。お竜の表情。雪の中、傘を文太に手渡し、寄り添う。みかんなどのモノを手渡す、傘を差しだすのは意識の共有、運命の共同化の暗…
>>続きを読む監督色ってでるなあ。
用済みになった女役者を下っ端のおもちゃにさせる映像とか。陰鬱さがつきまとう。浅草が舞台。
凌雲閣。映像も雰囲気があっていいねー
上手くできている。
アラカンさんがまたひとり独…
加藤泰の美学云々はこの際置いておき、この監督の持ち味というか作家性とも言える【季節の果実】が出てくる一編。濃ゆい映像美に託された「辛い世の中を真っ当に生きる」ことへの真摯なメッセージは、遺作『ざ・鬼…
>>続きを読む鈴木清順同様、”加藤泰美学”は全開にするとアクが強すぎるのでプログラムピクチャーの枠に収めたほうが良塩梅になるのだが、これはちょっとだけそこをオーバーしているのが功を奏した。
いつまで回してんねんと…
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