緋牡丹博徒 お竜参上の作品情報・感想・評価

「緋牡丹博徒 お竜参上」に投稿された感想・評価

イワシ

イワシの感想・評価

4.4
藤純子が菅原文太の手に風呂敷を手渡すと、風呂敷いっぱいに詰めこまれた蜜柑のひとつが降り積もる雪の上をすーっと転がっていく。橙色と白色、重さと軽さ、落ちる速度、対比的なふたつの物のすれ違いが橋の上に立つふたりの結末を予告する。
ロストテクノロジーの嵐、雪の降らせ方といい、雨の降り方といい、血の紅さといい、殺陣のワンカットの煌びやかさといい、役者の奏でる声といい! ジョン・フォードとかヒッチみたいなカット、笠を投げたり風呂敷投げたり、駅馬車の決闘がかったサシの対面、塔からの落下。
藤純子が、髪留めを武器に使ってバサッーと振り乱した感じになるところの凄みや、逆手の持ちのドスに拳銃のコンボ、日本というよりは映画はこれほどまでに素晴らしい表現を持っていたんだ、と痛感。
r

rの感想・評価

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初めて加藤泰作品を鑑賞。

黒沢、溝口、小津と日本映画史のビッグ3が並ぶ60年代にもう一人、こんな素晴らしい人物が居たことを今まで知らなかった。
圧倒的な藤純子の強さ、優しさ、深さ。

不気味な程のローアングル
クローズアップの多用
こっちがそわそわするくらいの長回し
違和感が残るほど思い切りのある場面展開

菅原文太と何度も渡った橋の上、藤純子が背負った雪中の空は、日本の青だった。
最後はやっぱり乱戦なんだなと。
あと熊虎の親分のシルクハット。
いつみ

いつみの感想・評価

3.7
自分の叶わなかった女としての幸せをお君ちゃんにって言うお竜さんの気持ちが切なかった(´ω`)

あのお君ちゃんがあんな感じになってるなんて、、、。

菅原文太も良いけど、やっぱり健さんとの藤純子が観たいー!笑
緋牡丹お竜さん、浅草へ参上。菅原文太がとびきりクールで藤純子の存在感を超えてしまっているかのようだ。シルクハットの大親分ももれなく登場。
Mitsunoir

Mitsunoirの感想・評価

3.9
いつも通りといえばいつも通りに筋と筋のぶつかり合いからせこい奴が出てお竜さんの勧善懲悪、最後走った感があったけど良い作品。時折みられたカットを繋ぐのでなく、背景に人物を出しておいてその人が話しかけるみたいな撮り方も面白い。おそらく戦うシーンでカットを短くバンバン入れるからそれが引き立つように話はできるだけ長回しで取るようにしてるのかも。面白い。
たば

たばの感想・評価

4.2
『緋牡丹博徒』シリーズで最高の完成度を誇る作品。浅草の劇場街を舞台に権利闘争や悲恋、そして安部徹演じるヤクザの組を颯爽と成敗する藤純子の凛とした美しさが花を咲かす。
緻密で情緒深い物語を、加藤泰の固定カメラとクローズアップの多用によって任侠映画を超えた一つの芸術映画作品として昇華されている。特に、中盤での雪の降る桟橋で青島とお竜が話す場面はとても美しく映画芸術の何たるかを見せつけてくれる。
浅草劇場の旗の配置や襖の窓の構図など、美術設計がとても細やかで気配りが効いており、始終画面を見ていても飽きが来なかった。任侠映画という枠を超えた、素晴らしい日本映画であることは疑いない。
てぃだ

てぃだの感想・評価

3.6
『フラガール』の母ちゃん、相変わらず若い頃の姿男前すぎで惚れる。もうめちゃんこかっこよすぎてまじで惚れる。橋の上での菅原さんとのシーンが素敵。ラストも素敵です
meet

meetの感想・評価

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このレビューはネタバレを含みます

やかんの湯気、蜜柑の白筋、かき混ぜられる納豆
衝撃的な1シーン2ショット、長回し
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