しげのかいり

緋牡丹博徒 お竜参上のしげのかいりのレビュー・感想・評価

緋牡丹博徒 お竜参上(1970年製作の映画)
4.9
雪と湯気を非常に効果的な形で使った美しい作品。雪が降り積もり橋で傘を差して、菅原文太が藤純子に別れを告げる。これほど美しいショットはない。しかし高倉健は我慢して我慢して、最後に藤純子に加勢するという感じだが、菅原文太は登場から敵の若い衆の腕をぶった切るというキャラクターの違いが面白い(あと三枚目として山城新伍も出ている)。