加藤泰は橋が好きですね。必ず橋が出てくるだけでなく、そこのシーンを美しく重要なシーンとして撮ります。今回も雪降る橋がとても印象的でした。3作目の後日譚で、お竜が浅草で当時面倒をみていた盲目の娘を探します。見つけ出したときのシーンはとても良いシーンなんですが、後ろで話聞きながらみかんほうばる女性が気になるなぁと思ったら三原葉子でした。しまいには泣きながらみかんの筋とりまくってほうばってましたよ。最高や。浅草の興業をめぐるいざこざに巻き込まれるのですが、悪役の安部徹が悪すぎてここまで悪いと何かしらの病気なんじゃないかと思ってしまいます。待田京介は出てこないし、ザ悪役の天津敏はちょい役だったので少し寂しかったですね。
