どないやねん

マイノリティ・リポートのどないやねんのネタバレレビュー・内容・結末

マイノリティ・リポート(2002年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

面白かったし最後まで退屈せず次の展開を待てたんだけど、どうも見終わったあと釈然としない気持ちにさせられた。アニメのサイコパスも、この映画から若干影響とか受けてるのかな。黒幕の存在を感じたときはワクワクした。あるいは司法省のやつが波紋の違いでプリクライムを欺いた手口を見抜いたところとか。
予知は感情でなく行動を予言するということで、たとえ自分が殺人当事者で絶対人を殺さないと思っていても結局は予知通りになる、みたいな、タイムトラベルもので言う辻褄合わせの果ての結果を予知してるみたいな世界観かと思ったので、ジョンが予知と違う形で殺したり、ラマーが自ら死ぬことを選んだり、映画の最終メッセージにも思える『予知とかがあったとしても結局最後は、未来は自分で切り開ける』と矛盾してない?って思った。アガサの母親の話もドラマトゥルグとして面白いのに、最後に視聴者をスッキリさせるために足早に語られた感じもあって残念。ショーンは結局誰に殺されたのだ。ショーン殺害の犯人も登場人物だったりしたらもう一層重厚な伏線になっていただろうにと勝手に。
嘔吐棒は面白かった。自分の願望をVRで見れるようになったら俺絶対入り浸る自信ある。