フクロウ

WILLのフクロウのレビュー・感想・評価

WILL(2024年製作の映画)
4.9
予告で狩猟の話だとわかり、東出昌大が「世界は残酷さで溢れてるのにそれを見ないようにしてるから云々」とまたクソ軽薄なセリフを言ってたので正直、クソ映画であろうという予断のもとで観に行ったのだが、東出がほぼ完全なエピキュリアンになってお出しされたのでびっくりした。そして、自然で生きることの心地よさを理解した上で、役者をやりたいという矛盾。でも、なんか山のみんな失敗に寛容でよかった。あと、週刊誌の記者まで東出と話し合いの結果仲良くなってジビエ食ってたのはウケた。まぁ、人生はただ生きるだけよの。そして、信じてて裏切られたら悲しいけど、でも人を信じた選択自体は間違ってない。-0.1はところどこに出てくるキザなセリフゆえです。偶然だろうが、濱口竜介『悪は存在しない』と部分部分リンクする。また途中でソロー『森の生活』岩波文庫版が出てきたのは笑顔になった。笑
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