Boss2054

ゴーストバスターズ/フローズン・サマーのBoss2054のレビュー・感想・評価

4.9
まさかのゴーストバスターズ⁉︎
アフターライフで、キレイに完結したト思ったら、突然、帰って来た‼︎
まさに、突然‼︎
まあ、ファンとしては嬉しいけど❣️
余程ヒットしたンだね〜。
ト、少々、勘繰ってしまう。

それも今回は、待ってました‼︎
の、本拠地ニューヨークでの大活躍❣️
ジェイソン・ライトマンは前作の高評価で、ニューヨークでも行けると自信を持ったのか?
お父さん、アイヴァン・ライトマンへのリスペクトか?
どちらにしても、ゴーストバスターズは、
ニューヨークがよく似合う❣️

でもお話の基本は、
マッケンナ・グレイス演じるフィービー・スペングラーの成長物語。
能力がありながらもその能力を発揮する場を与えてもらえないティーンエイジャーの苦悩を見事に描いている。
この辺りは、今回脚本のジェイソン・ライトマンの独壇場。
ドラマのボリュームが前作以上の盛り上がりを見せる。
能力がありながらもその能力を発揮する場がないト云うメインキャラクターがあと2人登場する。
クメイル・ナンジン演じるナディーム・ラズマーディとダン・エイクロイド演じるレイモンド・スタンツ。
ナディームは、職に就いていないがために、
レイモンドは、年齢のために、
能力を発揮したくても発揮する場を与えてもらえないト云う設定。
レイモンドの場合は、フィービーと真逆の立場。
つまり、能力がありながらも、
年齢の所為で、それを発揮する場を奪われてしまう。
要するに、この物語は、
能力がありながらも、場を与えてもらえないがために活躍するコトの出来ない多くの人々の物語を描いているのかも知れない。
きっと世の中にはワタシたちの気が付かない多くのそう云う人たちがいるに違いない。

フローズンと云う言葉の意味には、
冷凍ト云う意味以外に、身動きが出来ないト云う意味もある。

ちなみにオリジナルタイトルは、
フローズン・エンパイア。
直訳すれば、冷凍帝国だが、
コレは、おそらく、寒い国の帝王のメタファーではないかと思える。
で、実は、クライマックスで、
その能力を存分に発揮するのも前記の3人なのだ‼︎
能力を持った人が能力を発揮する場を与えられれば、
コレだけ大活躍するぞ❣️
ト云うお話にも受け取れる。

コレは推測だが、
ジェイソン・ライトマンのアメリカ映画界に於ける何かしらを描いている様な気もする。
例えば、今回の監督、ギル・キーナンの活躍などもそれにあたるのではないだろうか?

ワタシは、年齢的にも、ダン・エイクロイド演じるレイモンド・スタンツに共感してしまう世代なので、
彼が、好奇心を失わずに、
ローガン・キム演じるポッド・キャストと一緒にYouTubeで大活躍する姿に感動してしまう。
やはり、年齢ではなく、場なのだ。

そして、クライマックスでは、
新旧のゴーストバスターズが力を合わせて大活躍する❣️
コレぞ、この作品がホントに描きたかった、
ホンモノの多様性の意味だったのではないだろうか?

出来れば、前作、アフター・ライフと第一作、ゴーストバスターズを観てからの
鑑賞をオススメします。
同作に出ているキャラクターが大挙出演しているのでね。

で、多分、コレが、フィービーの成長物語だとするならば、
このシリーズはまだまだ続く気がする❣️
楽しみがまた増えた❣️
あはは😆
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