ユウサク

ULTRAMAN: RISINGのユウサクのネタバレレビュー・内容・結末

ULTRAMAN: RISING(2024年製作の映画)
1.1

このレビューはネタバレを含みます

単純に脚本に難あり。編集のテンポも変だしアニメーションとしても特筆すべき点はない。アメコミっぽい網目のフィルターかけるのなんてもうみんなやってるしな。音楽も凡。
序盤でやるべき登場人物や設定の説明が全く足りてないので常に「どういう人?」「どういうこと?」って思いながら見ることになる。あんなビュンビュン何の苦もなく変身できるならウルトラマンである必要がない。ウルトラマン=サトウ・ケンであることが世の中に知れ渡っているのか、そうでないのかすらわからない。バレたらまずいことなのかもわからない。そもそもなんでウルトラマンになれるの?なんで力が譲渡できるの?何も明確に描かないまま今日的なテーマだけやっても意味がない。要素だけ羅列してこっちの想像力に丸投げしないで。

そういう雑なところ置いといても結局血縁のない親子ものをやりたいのか「親子の絆は大事」をやりたいのか不明瞭。「子どもができたらわかる」みたいなのマジでダサい。一番まずいのは「持ってる」側の人間が自分本位の大義名分でもって力を好き放題使う話になってないか?ってこと。大した逡巡もなく人殺してて引いた。ラストに二言、三言台詞入れたくらいでいいわけないだろ。葛藤しないウルトラマンなんてウルトラマンではない。
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