あかの

コンテイジョンのあかののレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
3.4
もし10年前の公開時に観ていたとしたら、淡々と描かれる感染拡大と混乱に一定のリアリティは感じたものの、それはあくまでもフィクションの中にあるリアリティとして受け取っていたに違いない。 だが、コロナ禍にある今、感じるのはまるでドキュメンタリーを観たかのような気分だ。ラストカットを観た瞬間等、予言の書でも目にしたかのように感じた。
物資の買い占め、陰謀論や科学的根拠の無いデマをネットで拡散をする無責任な人間、青春の一時を奪われたことを嘆く少女、どれも今現実で起こっていることばかりだ。
新型コロナウイルスの致死率が劇中のウイルス並に高かったらと終始恐怖を覚えた。
あかの

あかの