コマミー

コンテイジョンのコマミーのレビュー・感想・評価

コンテイジョン(2011年製作の映画)
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【止まらぬ蔓延】

[気まぐれ映画レビューNo.24]

※都合により、スコアを出さない事にします。


"新型コロナウイルス"の影響により、"多数の死者"や"多大な経済混乱"を巻き起こしている。それによって、人が「どの経路で感染するのか?」による意識が強く出始めた。そして、それによって"デマ"が出始め、マスク不足、不正な買い占めなどが増え始めた。

人はこの状況を"予測"できただろうか?
人はこのウイルスに"対向"出来るのだろうか?

だが、過去にこのウイルスと"似たケース"の症状の蔓延を描いた作品があった。それが「オーシャンズ11」シリーズで知られる、"スティーブン・ソダーバーグ"監督の作品「コンテイジョン」だ。
これほどこのウイルスと似たケースの症状が出てくる作品は、他にない。

冒頭から一人の女性が"咳き込む"シーンから始まり、異様な雰囲気を漂わせる。
彼女はいわゆる"複数の感染経路"から感染したと考えられる。"接触・濃厚"の二つのケースからだ。
そこから彼女の"家族"、そして周りにいた人にも感染が拡がり、世界的に蔓延するシーンが出る。
"感染元の国"についてだが、そこも非常に似ているというか、まさに"そのもの"である。

まさに「止まらぬ蔓延」を描いた傑作。

これはまさに監督と脚本家の"スコット・Z・バーンズ"のコンビの素晴らしさであることが伺える。この二人は後に「サイド・エフェクト」というサイエンス・スリラーを手掛けたり、スコットは後に監督作「ザ・レポート」を手掛けている。
シミュレーションのようにリアルな"疑似体験のような社会派作"を多く手掛けている天才だ。
その中でも決定的な切り口で描いていたのが、この「コンテイジョン」であり、自分もソダーバーグの作品の中では「オーシャンズ11」よりも好きな作品である。

まさか、これと同じような事が現実になるなんて…。

皆さん、どうかくれぐれもお気をつけ下さい。
コマミー

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