このレビューはネタバレを含みます
楽曲の良さ、ハイパフォーマンスを繋いだ編集が良く、天井にもスピーカーがある映画館で観れた。
もちろん、いい曲で踊れない声出せない拷問の側面はあるけども。
ジョンヒョンの顔が映った瞬間にはもう。キー君のハイセンスなダンスブレイク、個性が際立つ舞台演出。レジェンド曲やメンバーの心理変化を自ら語るシーン、、
デビューから現在までファンだった一人のファンの子の机がSHINeeのカラーとグッズで埋められていき、大事に大事にコラージュしたりしたノート、、そういうシャヲルの横顔で繋げたのもよかった。
SHINeeという大きな概念というか、メンバーがいて曲があるという積み重ねで揺るぎない魅力が確立されているグループなのだと再確認した。
ただ、テーマ性を持った他作ドキュメンタリーを日々観ていると、弱さも見える。
やはりアイドルという仕事で秘匿せねばならない面やそのグループの輝きの背景や影がしっかり落とし込まれていたかという視点では、詳らかにすべき部分を避けてあったようにおもう。
けれども、そもそもがそのグループを熟知したファンが見にくる前提なので、描きすぎると傷が深まったり、みなまで言うな言い過ぎだ、と無粋な映画になってしまう要素を潔く削ったともとれる。