千里

毒娘の千里のネタバレレビュー・内容・結末

毒娘(2024年製作の映画)
3.4

このレビューはネタバレを含みます

トレイラーを観た際のインパクトが気になり鑑賞。ちーちゃんというキャラクターのインパクト一発勝負な作品。各キャラクターの抱えた問題に関してはちょっと弱かったかな...。

序盤のちーちゃんは強烈だったのだけど、中盤以降主人公の義理の娘がちーちゃんと仲良くなってしまった為にちーちゃんの底が見えてしまった感があり、終盤もグロ表現は頑張ってはいるものの盛り上がりはいまいち...といった感じ。あと服は汚れてるけど顔が綺麗過ぎたところは気になった。

各キャラクター面では、主人公に関しては周りに合わせて自分の主体性を見出せなかったところから、最終的には自我を大事に出来るようになるところは良い。ただその他のキャラクターに関してはうーん...娘も父親を憎んでいたのであれば、何故最初から義理の母の味方をしなかったのか。徐々に自分の中でも父が悪いことに気付いたってこと...?でもその割には本当の母親との写真大事にしてたりもしてて、、いまいち心境の変化がよく分からなかった。父親は最初から最後までいけすかないクズだったのでまぁいいのか...竹財さんこういう役本当上手い。ちーちゃんに関してはなんで家に拘るのか?何故あんなに暴力的になったのか?最初に常識はずれな行動をしてた両親との関係性は?とか全てにおいて謎のまま過ぎて...あと2階に登ったり階段から落ちてもすぐに逃げたりと身体能力高過ぎない?

それから義理の娘が初っ端あんな目に遭わされてるのに3回目の襲撃時にちーちゃんを家に入れようとするところも理解に苦しむ。普通開けないよ...。あと義理の娘は最終的にああなってたけど、ちーちゃん未だに捕まってなくてあの家に居るのとか警察は何やってるのか...結構警察が仕事してなさ過ぎるところの突っ込みは入れたくなってしまった。
千里

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