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ゴースト・トロピックのgenarowlandsのレビュー・感想・評価

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)
4.1
笑顔と声が愛らしいムスリムの移民の女性が主人公。ビルの清掃の仕事帰りに終電で寝過ごし終点まで来てしまう。深夜に歩いて帰宅するまでのいくつかの温かい出会いが描かれている。

移民の街ブリュッセルで気づかれないように生きているからゴーストなのか、既にこの世からいなくなっているゴーストなのか、わからなかったが、心地よい風のような、通りすぎたあとに、ホッと温かいぬくもりを感じる。そんな映画でした。

アケルマンが無機質な生の絶望なら、バス・ドゥヴォス監督はその表裏にあるように思う。


映画の内容とは関係ないですが、

ル・シネマ渋谷宮下、間違えてヒカリエに行ってしまいました💦 
寝過ごすと言えば、銀座線が車庫に入らなくなったため、寝過ごしキケンです。
先進的都会では既にゴースト入りしています。
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