南宮龍八

クロッシングの南宮龍八のレビュー・感想・評価

クロッシング(2008年製作の映画)
4.0
目を背けてしまうコッチェビ(浮浪児)たちの収容所での顛末、微かな期待も裏切られてしまうラスト、ただただ絶望のひと言で、韓国映画の数ある脱北モノの中でもとことん救いようがなく断トツのリアリティを感じさせてくれる。観終わった後は最悪の気分なのに、それでもこの映画が心を捉えて離さないのは、ドン底に叩き落とされても絶対に人生を諦めない人たちがいること、そして慎ましい暮らしさえもが贅沢に思えてしまうこと。

14/01/19 再鑑賞
南宮龍八

南宮龍八