クロッシングの作品情報・感想・評価

「クロッシング」に投稿された感想・評価

ゆわ

ゆわの感想・評価

4.0
北朝鮮で貧しいながらも幸せに暮らしていた家族。サッカー選手だった父と優しい母といつまでもこの生活が続くと思っていた
ある日母が倒れてしまう。診断は結核、そのうえ妊娠。妊婦に使える結核の薬は北朝鮮にはないと言われ父親は中国に脱北することを決意する。愛しい息子と引き裂かれる思いで別れ命からがら脱北に成功するも追われる日々がつづく。そんな中支援団体?より手が差し伸べられる。疑いを持ちつつも息子のジュニと妻のヨンハのためついて行くヨンスはそこで自分たちとは比べ物にならないほど裕福な生活と進んだ文明を目にする。待っているジュニとヨンハのために帰りたいと希望するヨンスだが捕まる恐れがあるため帰ることはできないと言われてしまう…
一方、父親の帰りをまつジュニも待ってはいられない状況におかれていく…


人が人として扱われない北朝鮮
人権なんてものなくて女だろうが子どもだろうが逆らえば命はない。そんな中でも家族さえいてくれれば良かった。中国や韓国の裕福な暮らしも北朝鮮で厳しい環境に置かれてる家族を思えば苦しいだけ
ただ父親に会いたいだけなのに息子に会いたいだけなのに国が違えばこれ程叶わないことなのか。決して交わらなくなってしまった2人の道が悲しかった。
チャロ

チャロの感想・評価

3.6
脱北の実話本は何冊か読んでるから知ってる気でいたけど、やっぱり映像で観るとちょっと気が滅入る(´°ω°`)
これが現実かぁ。。
ストーリー自体はフィクションってことなんだけど、至る所でこれに似たことが起きてるんだよなぁ。。

北朝鮮ってなんなんだ。
「777本目はこの作品にしよう!」とはりきってTSUTAYAで借りてきたのに、うっかり「兵隊やくざ」を777本目に観てしまいました....
ということで778本目!
「クロッシング」

これは鬱映画慣れしてない人が見たら中々のインパクトなんじゃないかな〜ww
圧倒的バッドラック!!
韓国映画ってマジでドSだからな〜
日本映画で鬱映画とか呼ばれてる作品が生温く感じるww
でも見終わった感想としては、
ただただ辛い映画ではなくて切な良い映画!
悲劇的なシーンも切なくて美しくて泣ける!
(泣かなかったけど)
ただ...基本的には良かったけど、気になる所もある。まず個人的に気になったのは、なぜ貧乏なのに犬を飼ってて2人目の子供を作ったのか問題。 あと行動はダメオヤジなのにさわやかな男前が演じてるのも... ちょっとねぇ...
ソルギョングとかが演じたバージョンも見てみたいな〜 まあでも元サッカー選手っていうポンコツ設定が付いてるからいいかな?ww
ジュニを演じた子はめちゃくちゃ上手かったよ!
観ていてきつい。としか言いようがなかった。1990年代~2000年代初頭と言えば、日本はもう充分豊かな時代。そんな時代に隣国では何の罪もない人々が苦しい生活を強いられ、生きるために国に逆らえば子供でも容赦なく殺される。こんなことがあって良いのか。涙が止まらなかった。
思えば日本の北朝鮮報道では、指導者についてや拉致問題、核問題についてしかスポットが当てられてないように思う。それゆえに日本では、北朝鮮への漠然とした恐怖や嫌悪感ばかりが助長されてきたように思う。しかしこの映画で描かれているのはそんな政治的問題ではない。どこの国のどこの家族にも置き換えられる家族愛とそれを引き離す残酷さだ。私は子供から大人への移行期である青年期にこの映画を見れたことを嬉しく思う。ジュニの、あの状況で両親と別れて生きていかねばならない不安、恐怖、絶望。そして父ヨンヒの妻と子への愛情。どちらももし自分があの立場だったらと考えると胸が張り裂けそうになる。人を愛することを知っている人間なら誰もが彼らの置かれている状況に胸を痛めることができるだろう。
なんだか、今まで自分が、いや、日本国民のほとんどが見て見ぬ振り、或いは無関心を続けてきたものをドンと重苦しく、しかし深い人間愛を伴って突きつけられたような気がした。目を逸らすことのできない現実が描かれていた。
PI

PIの感想・評価

3.9
本当にこれが現実?と疑いたくなる程の悲惨さ。
同じ時間、平和に暮らしていた私には想像もつかない!
お父さんに会わせてあげたかったな。
これが本当に北朝鮮のリアルなのか?
信じられない……。
悲しい悲しい話。
IPPO

IPPOの感想・評価

3.5
これは評価が難しいな…
なぜなら韓国が描いた北朝鮮という国の現実を描いた作品だから。

貧困と飢え、奴隷労働を強制される孤児たち。胸が痛む描写の連続に、いつも楽しく観ている韓国映画とは異質で戸惑う。

「the net 網に囚われた男」は脱北して韓国人になることを全力で拒む男を描いた作品だったけど、本作は、家族のため一足先に脱北を果たした男が北に残した家族と再会しようと奔走する物語。

舞台は過去ではなく、紛れもなく近年。同じ朝鮮半島でここまで生活レベルも思想も違うという現実と、脱北の複雑さとリスクを思い知る…という、自分としては感動より重いテーマの消化に戸惑う一作でした。
私、本作を観たさに地元のミニシアターまで足を運びました。北朝鮮の脱北問題をテーマにした作品ということで、当時ニュースでも拉致被害者のことでよく取り上げられた国のことなのである種の緊張も鑑賞前にはありましたね。
本作を観た後はとにかく絶句させられました!!隣国の現実はあまりに凄まじく、塗炭の苦しみにあう人々を見て心を痛めました。
結核で倒れた母ヨンハの薬を買うために、中国への脱北を決意した父ヨンス…。脱北に成功したものの、その甲斐なく母ヨンハは死亡。母の死体が運びだされる時の息子ジョニの絶叫に近い泣き声は今も耳に残ってます。更に亡命した父の声を久々に聞いたジョニの言葉…。「お父さんゴメンなさい。約束(母ヨンハを守ること)を守れませんでした。」と泣いたシーンでは、私も泣いてしまいました。後にも先にも映画を観て泣いたのはこれ一回だけです。
父子の再会が叶わない結末もずしりと重かったですね。受け止められるはずのない不幸ですもんね…。
本作が果たした役割は大きいと思います。北朝鮮の現実をこれほど視覚的に伝えることてあったでしょうか?キム・デギュン監督の使命感みたいなものも感じました。
全世界に本作が公開されたことも頷けます。 紛れもなく観るべき映画なのです!!正に十年に一度の映画です。本作のスタッフとキャストには心の底から賛辞を送りたいですね。
ごじ子

ごじ子の感想・評価

1.8
スクリーン鑑賞。観客は自分含めて三人。こういう映画はコトが解決してから人類の負の記憶として製作するものであればいいけれど、伝えるだけ伝えて言いっぱなしだと制作意図を疑ってしまう。映画の題材として利用しただけ?
救いは無いけど、これが現実なんだなと思った。良い映画だった。
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