クロッシングの作品情報・感想・評価

「クロッシング」に投稿された感想・評価

私、本作を観たさに地元のミニシアターまで足を運びました。北朝鮮の脱北問題をテーマにした作品ということで、当時ニュースでも拉致被害者のことでよく取り上げられた国のことなのである種の緊張も鑑賞前にはありましたね。
本作を観た後はとにかく絶句させられました!!隣国の現実はあまりに凄まじく、塗炭の苦しみにあう人々を見て心を痛めました。
結核で倒れた母ヨンハの薬を買うために、中国への脱北を決意した父ヨンス…。脱北に成功したものの、その甲斐なく母ヨンハは死亡。母の死体が運びだされる時の息子ジョニの絶叫に近い泣き声は今も耳に残ってます。更に亡命した父の声を久々に聞いたジョニの言葉…。「お父さんゴメンなさい。約束(母ヨンハを守ること)を守れませんでした。」と泣いたシーンでは、私も泣いてしまいました。後にも先にも映画を観て泣いたのはこれ一回だけです。
父子の再会が叶わない結末もずしりと重かったですね。受け止められるはずのない不幸ですもんね…。
本作が果たした役割は大きいと思います。北朝鮮の現実をこれほど視覚的に伝えることてあったでしょうか?キム・デギュン監督の使命感みたいなものも感じました。
全世界に本作が公開されたことも頷けます。 紛れもなく観るべき映画なのです!!正に十年に一度の映画です。本作のスタッフとキャストには心の底から賛辞を送りたいですね。
ごじ子

ごじ子の感想・評価

1.8
スクリーン鑑賞。観客は自分含めて三人。こういう映画はコトが解決してから人類の負の記憶として製作するものであればいいけれど、伝えるだけ伝えて言いっぱなしだと制作意図を疑ってしまう。映画の題材として利用しただけ?
救いは無いけど、これが現実なんだなと思った。良い映画だった。
nknskoki

nknskokiの感想・評価

4.1
文明が止まっている国それが北朝鮮

僕は北朝鮮の実状を本でしか読んだことないけどこの映画はかなり忠実に作られているらしい
戦時中のような風景だけどこれが21世紀の北朝鮮
インターネットは無く情報はプロパガンダ偏向メディアのみ、薬も手に入らない、食糧も無い
切り離されそして閉ざされた隔離世界
信じられない嘘みたいな世界だけどこれが実状

気が遠くなるような砂漠を歩くシーンは本当に胸が詰まる

人間とは無関係に無慈悲で美しい自然
セピア色のエンドロールに映る少女の笑顔

「イエス?イエスは南朝鮮にだけいるんですか?人を救いに来たのにこんな不公平でいいんですか?神様も豊かな国だけ?なぜ北朝鮮を放っておくんですか?」
みゆき

みゆきの感想・評価

3.7
妊娠中で結核の妻の薬を買うために、中国に渡った北朝鮮の男と、残された母と小学生の息子の物語。
とにかくこの息子に降りかかる運命が「これでもか!」ってくらい悲惨。
この息子役の男の子の演技が凄く上手くて、観ていて本当に辛かった。
飢えに苦しむ北朝鮮の子どもの役だからちょっと心配になるくらい痩せているんだけど、まさかダイエットなんかさせてないよね?

セレブな役が多いチャ・インピョの泥まみれになって働く労働者役が新鮮。
やっぱりイケメンはイケメンだ~

それにしてもなんて国なんだろう。
もうトランプ氏でも誰でもいいから北朝鮮の人達を救ってあげてほしいと切に願います。
くぅー

くぅーの感想・評価

3.8
ダイレクトにリアルに脱北って言葉が突き刺さって来る、とにかく綿密なリサーチの結果と作り手側のテーマへの狙いに主張が、見事に作品に反映…家族の絆のドラマとしても一級品で、心を揺さぶられざるを得なかった。
国民ありきの国家ではなく、国家ありきの国民ってのが恐ろしく…家は人が建てるのであって、家が子供を産む訳ではないのに、そんな事も解らないのかと思わず憤ってしまってた。
惜しむらくは、挿入音楽が耳障りに感じた点…興ざめした部分もあり、マイナス。
すごく理不尽で、やりきれないのだが、この男の行く末に目が離せない。
一方で、人間とは無関係で無慈悲なまでに美しい自然が強調されていた。
skgc

skgcの感想・評価

3.9
エンドロールのセピア映像があんなに和やかなのに辛すぎて見れない。

誰も救われないなほんと
ひさびさにただただ悲惨で不憫な映画見たな。

あの国って、一体何を守るためにあんなガチガチに孤立を保ってるんだろうなあ。命も外聞も失うばっかでなにを得てるんだろ?

意に沿わない脱北が題材の映画は、the NETも不条理で不憫だったけど、クロッシングの方が泣かせにくる力は強いね。
コーヒー飲みながらお菓子食いながら娯楽映画としてのほほんと観ている自分がやるせなくなるほど。

事実に基づいた脚本だからリアリティはあるのだがとにかく息子がかわいそうでたまらん。
こんな国に生まれてしまった運命を呪うしかないのかな。


映画とは関係ないんだけど、
一刻も早くこんな国は潰してしまわないといけない。
震災が起こってすぐの頃にTVで流れる映像に心が付いていかず,…でも明るい系も観る気になれず“収容所”モノは心が揺さぶられちゃうので元気な時にしか観ないと決めていたんですが…
あの時期に観て良かったと思えた
とても…いい映画でした。

そうゆう表現だと語弊がありますけど(^_^*)これは“火山高”というすごーくフザケタ(^_^*)映画を撮った監督の映画です。女優のコン氏が好きなんで観ましたが驚く程全く違うテイスト。

北朝鮮から脱北した一人のお父さんと残された息子の物語です。
内容的にはきっと想像できるストーリーだと思いますが…とても、とても、とても丁寧にその想像できるストーリーを描いています。
とても忠実に、そして残酷に。

脱北者から色々アドバイスや意見をもらって制作している様なのでリアリティが切なすぎて・・・・当然涙は溢れますし、特に個人的にが“収容所”モノはなせか心が揺さぶられるので。同じ時代に生きている人、起こっている事実、本当はこの国だけではない現実がそこにはあるのですが・・・。

アジアの一員として…知っていなくてはいけない事だと改めて思った。リアルで辛い、苦しい内容ですが…こんな現実がある世界はやっぱりオカシイって強く感じた。


幸せの意味を思い知らされる映画です。サッカーのシーンとか…切なかった。子供達があんな思いをしている事やっぱり間違っているのにどうにも出来ない虚しさもある。

最終的には不思議なんだけど落ち込んだり、不快とは違う感情だった。現実的で…ある意味潔いというか…このお父さん役の俳優さんもいいんだけど主役の少年がいい。今時の子供にはない戦後の少年みたいにとても素直で芯が強くて…環境じゃなくやはり人間性は持って生まれたものなんかなあなどと感心してしまう。

日本は震災でとても大変な経験をしてコレを観た頃はこれから復興に向けて歩がなければならない時期だったけど…日本人ならきっと乗り越えられる。何故ならこの国はある意味平等で、助け合って行ける国だから。人が人を落としめたり…こんな風に国が人を傷つけたりしないから。こんなに国民を、こどもたちを苦しめて核ミサイルは開発されてるのだから…。

批判や誤解にとられたりすると心外ですが・・・震災は辛いけど日本人に生まれて良かったってあの時期に観たからより強く感じた。
悲しいけど…この映画の様な悲しみではないから。

ぜひ観てください。

ふざけた監督なんですが(^_^*)コレを作った事はとても評価できる。


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