けいち

クロッシングのけいちのレビュー・感想・評価

クロッシング(2008年製作の映画)
3.3
北と南にものすごい距離感を感じる。父がいる南と息子がいる北を交互に見せることで差を浮き彫りにして、二人は別々の世界に生きている感覚に。二度と二人会うことはないんだろうと思わされる。その中でも二人を近づけるのがとごろどころに降る雨。雨が汚ない世界を洗い流してくれるような。脱北者のインタビューを基に作ったフィクションだが実際これが現実なんだろう。先進国に生まれた韓国の子供たちはジュニをどのように見るんだろうか。今もこの現実があることを忘れちゃいけない。