“アンドレイ・タルコフスキー”だからこそ撮れた作品なのだと思う。郷愁や死生観、人情深さ、平和への祈り。登場人物が置かれている状況は全く違うが 同監督の作品、サクリファイスとも似通う部分があった。自分の中で決して揺らぐことのない思想があるのだと思う。シンメトリーを感じさせるカットが多い、宗教画のような 完璧な美しさを持っている。そして タルコフスキー監督は火を撮ることに長けていることを改めて実感。4Kで、劇場で観れて良かった。でも 自分にもっと教養と想像力があれば更に何倍も楽しめたと思う、サクリファイスを鑑賞した際にも痛感したこと⋯。
