自由蝶

記憶の居所の自由蝶のネタバレレビュー・内容・結末

記憶の居所(2023年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

記憶をどのように形にするのだろう…
という興味がありユーロスペースへ。

「味」 「香」 「音」 の記憶について
わかるようでわからない
掴ませてくれるようで掴めない

でも なんかこういうものだよね って
観終わった後に妙な清々しさが残りました

そうか、記憶は共感できることもあるのか
不思議で面白いことを知りました
それって何故か少し嬉しいことですね。

そもそも
「記憶の居所」という題名に
このポスタービジュアルはずるいと
思ってしまうほど

自分と似た感覚を持っているかもしれない
と感じていて

多分その瞬間からこの映画に惹かれていました

何というか
ありきたりではなくて、想像していたものをそのまま出してくれる感じでもなく

私の場合は
観ている時に ぽわ〜っと
ある人が浮かんできたり

あぁ!
夜の匂いについて概念があったらな〜 
なんて最近思っていたけど
「危険な香り」(本作で出てくる)も
悪くないな…! と考えたりしました

1人で考えるのも楽しいし
トーク付きの上映回に行ったり、
誰かと観たりするのも
新しい発見が沢山あってやっぱり特に楽しい作品だと思います

・・ ・・

「音」で
ある人を思い出すことが今まであったかな

選択肢が新しく一つできたことの嬉しさ

ミニシアターで映画を観るって
やっぱりいいな

「匂い」ではなく「香り」
両者について監督の話を聞いてみたかった

サトウさんが言っていたように
今日はとても良い天気だと思う

曇りで 時々雨がぱらぱらと降って
夜は春の匂いがする

今日この映画を観ることができてよかった
自由蝶

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