しゅん

けんかえれじいのしゅんのレビュー・感想・評価

けんかえれじい(1966年製作の映画)
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白飯投げつけながらのけんか、ピアノで抑えがたい性欲を表現するエロカット、軍人のひたいを狙う豆飛ばしと名シーンの応酬に度肝をぬかれる傑作活劇。特に、浅野順子の障子を破る指に宿る叙情には胸が一杯になった。加えて、途中から少しずつ度合いを増していく軍部批判の映像表現が本作に深い陰影を与えている。清順の破天荒さと繊細さを同時に感じた気がする。
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