いて座

ディア・ファミリーのいて座のネタバレレビュー・内容・結末

ディア・ファミリー(2024年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

これは絶対泣くだろうなと思って泣かないぞと張り合ってたけど結局泣いちゃった。夢は形を変えていくってなんかで聞いたけどその通りだなって思ったし、結局夢って良くも悪くも1人じゃ叶えられなくて周りの人に恵まれているなって思った。

「次はどうする?」っていうのが坪井家の合言葉みたいな感じだったけど当たり前に次があるとも限らないよねって。てかシンプルにみんな頭良いな。

大泉洋と松村北斗なんか似てる。話し方なのか仕草なのか分かんないけど。松村北斗のお芝居たまに挙動不審に見える。
東京から名古屋まで運転するシーンあまりに揺れすぎでは。

お姉ちゃんの髪型がとても好きだった。佳美の聖子ちゃんカット?も可愛くて一度はやってみたい髪型でしかない。
月川監督が『今夜、世界からこの恋が消えても』でも福本莉子と一緒にやってたからか、儚さとか身体的な弱さを見せるお芝居とそれを映す画力がとても良かった。あと隣で入院してた女の子が登れなかった学校の坂道を佳美が歩くシーン、増えていくバルーンの試作、座ってる坪井さんを中心に夜から朝に明るさが変化していくシーンみたいに時間経過の描写がすごく印象に残った。

石黒教授に「このバルーンは使えない」って言われた時は「じゃあ医師免許取って自分でやります」とか言い出すかと思ったわ。断られて「クソッ」って車の中で叫ぶのとバルーンを買い取ってもらってガッツポーズしてたシーン好き。タバコとお酒で自暴自棄にならなくてよかった。

有村架純の山本も最初のシーンでは図々しいというか記者らしく突き詰めるなって思ってたけど実は坪井が開発したバルーン助けられたうちの一人って知った時はびっくりした。
いて座

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