てん

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)のてんのレビュー・感想・評価

3.7
"あそこには、お前の大事な人がいるんだろうが"

劇場版名探偵コナン27作目。

小さい頃から27作品全てを劇場で観れてこれたことへの感謝と、この春の風物詩を今年も味わえた喜びと予定外の残業を乗り越えて、初日のレイトショーで鑑賞。

昨年同様、原作に踏み込みつつ今年はユニバース深堀り的な意図もあったのかなぁ。(そもそも怪盗キッド自体まじっく快斗からのキャラだし…)

映画は観てるけど、原作は観てないって人がたくさんいると思うけど、そこも巻き込んで最後まで突っ走るぞ!って想いもあるのかなぁ。

五稜郭の桜を始め、美しい画はたくさんあるんだけど、終止作画が安定していないのが凄く気になった。

エンディングの入り方がめちゃくちゃ良いです。

とりあえず、ムビチケ買ってたのに普通にチケット購入して鑑賞してるので、次はラージフォーマットで観てきます。


以下ネタバレありのメモです。



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オープニングからアクセル全開なのは、"から紅の恋歌"を彷彿とさせるし、アクションに赴きを置きつつも、ちゃんと謎解きをしているのは"紺青の拳"に近いので、から紅の恋歌×紺青の拳と、平次とキッドメイン回のハイブリッドと思うとまたおもしろい。

キッドが変装しまくりで、コナンと平次が見抜けちゃってる(わざとキッドが2人に分かるようにふるまってる)のも、エンドロールの展開から、え?あそこは…って見方にしたいんだろうけど、ちょっとやり過ぎな気も。

中森警部が撃たれたシーンの、キッドの形相にはグッときた。
キッドと中森警部は、ルパンと銭形みたいな関係だけど、それ以前に青子のお父さんだからね。そりゃあ怒るよね。

紅葉は、豊玉発句集の為に出てきたのもあるだろうけど、デートスポット巡りのシーンは、個人的にはノイズだったので、違う感じで絡んで欲しかったな。

平次の告白は予想通りだったけど、終止かっこよかったから文句なし。
平次に函館山で待っててって言われて動じない和葉と蘭の温度差は面白い。

鬼丸登場は胸熱だけど、土方と同じ声なんだよなぁ〜わざと?

エンドロールへのタイミング最高(2回目)

顔似てるのフリからの真相解明は予想してたことだけど、公式で言われるとまた違った感覚。

エンドクレジットだけで盛り上がるの一時期のMCUみたいな感じがしてちょっと嫌。

それにしても細かい作画が気になった。

もう一回観てからスコアは冷静に判断したい所。

ラッキーピエロいきたい。


★鑑賞記録
1回目
2024.4.12 劇場にて鑑賞
てん

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