1

名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)の1のネタバレレビュー・内容・結末

3.3

このレビューはネタバレを含みます

全体的には、キャラ寄せ集めのお祭り映画感が拭えない作品だった。
この映画に限らず、怪盗キッドが絡むとどうも物語が少し薄味になりがちで、先の展開もある程度予測できてしまい、アクションシーンが多めになりがちな印象。「業火の向日葵」が特にそれが顕著だったので。
今作に出てくる登場人物や怪盗キッドと服部とのエピソード、さらにはラストに明かされる真実については、過去エピソードや映画(今回だと「から紅の恋歌」)の登場人物や、「名探偵コナン」よりも前から原作の連載がスタートしており、10年前にはアニメ版がコナンの30分前から放送されていた「まじっく快斗」の登場人物や知識が出てくるため、これらの作品についての前提知識がないと正直話についていくのが困難になるかもしれない。このことから、今年のコナン映画は実質"コアなファン向けムービー"と形容しても差し支えない作品になっているとも言える。なので、この映画を見る際には「から紅の恋歌」と「名探偵コナン」の一部エピソード、「まじっく快斗」の原作もしくはアニメの「まじっく快斗1412」を見てから今作を鑑賞することを強くお勧めする。
1

1