あのフラン達の勤め先は、一体何の会社なんだろう?(笑)
何も起こらない、けれどもとても愛おしくなる、そんな人生讃歌。
きっかけは、ほんの些細な変化から。フランは、“空想”で現実逃避してきた“心の空白”そのものに気付き、少しずつ自分の殻から出て、その空白を埋め、“繋がり”を求めようと、もがく。そんな彼女の姿がとてもいじらしい。
そんな彼女の周囲も、嫌な人が誰一人おらず、フランの事を、否定も肯定もせず、沈黙も葛藤もありのままに受け入れてくれていて、そんな人達の温かさが心に染みてくる。だからこそ思う、あの職場は一体何の会社なんだろう?