ここにあるものは恐ろしいまでの純真さだと思う。ロックが死んだ後の世界のわたしは人の顔をうかがったりウケを狙ったり心配や言い訳ばかりを考えて生きています。彼らにもそういったものはあったとは思いますが、そうあっても爆発できる力があった。しかしヒッピーの思想とか音楽の力とかあんまり気に掛けてはいなかったんじゃないだろうか。自らの中から湧き出る何かを爆発させることができた幸福な時代だったのかもしれない。
フーにオーティスにジミもスゴいのだけど、なんといってもジャニス。恐れさえ感じてしまいました。
アーティストの熱演に対してオーディエンスがまだついていけていないのが微笑ましい。