どど丼

恋わずらいのエリーのどど丼のレビュー・感想・評価

恋わずらいのエリー(2024年製作の映画)
3.6
松竹恒例ティーンラブコメ邦画枠、今回も笑いとキュンの波状攻撃で見事にハマった……!

まず宮世琉弥の顔面が天才なのだが、そんなビジュアル目当ての観客を嘲笑うかのように、恋愛関係の成立要因の中心が外見から中身へと徐々に変化していくプロセスが丁寧に描かれているのがとても良かった。主人公の妄想レベルは男女逆転するとVシネ行きなくらいマズい点も多いのは少しネックだが、ある意味リアルでもあったり(原作が5〜10年ほど前の作品というのもあるかも)

何より、今作はどのコメディ映画よりも笑えてジワジワ要素も多く、それでいてキュンポイントはしっかり押さえているという何とも特定の需要を理解していて、三木康一郎監督の手業も洗練されつつあるな。てか原菜乃華すごい、「泥濘の食卓」の胸糞イメージを完全に吹っ飛ばしてくれるコメディエンヌっぷりは流石の次世代演技派女優だ、、今後の活躍も楽しみすぎる。

一生ラブコメ邦画沼に堕ちていたい。
どど丼

どど丼