時代劇と映画への愛だ。タイトルの右下に映倫のマークが出てきたところで最初にそれを感じた。最近の映画は本編ではあまり出てないよね？東映京都も協力してくれるとは粋ですね。見てなかったとはいえ、子供の頃は時代劇がもう少し身近な存在だった。水戸黄門とか暴れん坊将軍とか。数か月前に岡本喜八の『吶喊』を観た時、時代劇とテーマの掛け算でいろいろできるもんだなあと思ったが、そもそも今の世の中が昔ほど時代劇を求めていないもんね…。正直映画でなくても…とは思ったが、こういう作品が出てくるのは有難いことだ。
剣を構える山口馬木也が格好良かった。あの朴訥とした感じ。
京都に不良はいないという説を友人たちと唱えていたが、この映画によって揺らぎ始めた。
