巷で評判の映画を鑑賞してきた。
タイムスリップ物も時代劇も苦手なジャンルだが結論を先に言えばめちゃくちゃ面白かった。
幕末の時代に落雷で時代劇の撮影所にタイムスリップしてきた武士の高坂新左衛門が、剣術を見初められ斬られ役として活躍していくというあらすじ。
劇場では何度も観客が爆笑するほど笑いの場面があったが、同時に笑える場面なのに胸がギュッとなって涙が溢れてしまうようなシーンが多く、説明しにくい感情にさせれられた。
少しずつ高坂が現代に馴染んできて、大役を任されてからの展開には度肝を抜かれ、そこからの物語のドライブ感も良かった。
終盤の息を呑むシーンもオチのあるラストも楽しめるエンターテイメント作品だった。失礼ながらほどんどの役者さんを知らなかったがみなさんの演技が素晴らしかった。