Kisaragi

ぼくが生きてる、ふたつの世界のKisaragiのレビュー・感想・評価

3.3
聴こえる世界と聴こえない世界の2つを生きる主人公の苦労と葛藤を描いたこの作品。

初めとラストの無音がとても印象的でした。
ラストシーンは、映画館の静寂の中に、観客の啜り泣きが静かに聞こえてくる、そんな雰囲気の中で鑑賞しました。

実話ベースの原作があることを、エンドロールで知りました。赤ちゃん→幼児→小学生→中学生以降と主人公を演じるキャストが変わりますが、小学生を演じた方の横顔や俯き顔が吉沢亮さんにすごく似ていて、そこにもリアリティーを感じました。

ストロベリーパフェのシーンはやっぱり印象的だったし、思春期の母親に対する反抗期な態度から一変して、電車の中で手話で楽しく会話するシーンもこの作品を表す代表的なシーンだと思います。
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