せいか

ラストマイルのせいかのレビュー・感想・評価

ラストマイル(2024年製作の映画)
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2人の人間が命をかけて、それをきっかけに1人の人間が覚悟を持って動いても、
労働者の時給がほんの少し変わるだけ。日常が大きく救われるような変化はなくて、
高齢化していく現場の根本的な課題は山積みなまま。
「なんかあったらしいね」「配達遅れてない?」心を壊しながら必死に止めたシステムの弊害を軽く話す消費者たちの声が聞こえてきそう
その中に自分もいるであろう事実が、
あまりにも重くて、取り憑かれたように観終わってからもこの映画のことを、この映画の中に生きる労働者や生活者のことを考え続けている

アンナチュラルMIUチームのメンバーのコミカルさに救われた〜!

映画館の大スクリーンで観れる良さはありつつも、細かい伏線をじっくり見つけながら、考える余白を持てるドラマの尺で観たかったというのも正直なところ…
せいか

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