NGKnagakawa

トラペジウムのNGKnagakawaのネタバレレビュー・内容・結末

トラペジウム(2024年製作の映画)
1.0

このレビューはネタバレを含みます

OPの映像演出は良かった。
それ以外が感情が全然ノレなくて辛かった・・・

別にアイドルだからってキラキラだけじゃないいろんな黒い感情を見せたいって作品スタンスは悪くないのだが、メイン女の子4人を取り囲んでる人たちのディテールが淡白すぎて、衝突シーンが空虚に感じた。
くるみちゃんが中盤アイドル辞めたいと発狂するくだりもなんだか今ひとつ押しが弱い。

ボランティアの爺さん3人のうち2人が全然声が合ってないって思って、後で調べて見たらどうやら元乃木坂のよしみでキャスティングされてたと知り、呆れた。
そういうのお話のノイズでしかない。
ちょっと擁護不能なレベルで酷かった。
よくこれでOK出したね。
音響監督は抗議しなかったのかな?

車椅子の女の子が話にそんな絡まない上にラストの写真でわざとフレームアウトさせてるの、扱いがあまりにも物語を動かすためだけのパーツとしか見てなくて最悪。
人の心とかないんか?って内心突っ込んで見てた。

この作品の主人公、サイコパスで行くんだったらもっと行き切ってほしかった。
見る人の共感は得られずともクズなりに物語引っ張るぐらいの存在感があれば良かったものの、割と凡庸なヘイトキャラ止まりな印象だった。
アイドル目指す道程が割と荒唐無稽だからテンポと画に勢いあればノレたのを、変に瑞々しい画面づくりのせいでアガれるポイントが迷子になってた。

総じて中途半端な印象。
久しぶりに上映中ずっと眉間に皺を寄せて観た映画だった。
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