やっく

トラペジウムのやっくのネタバレレビュー・内容・結末

トラペジウム(2024年製作の映画)
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このレビューはネタバレを含みます

主人公の性格は確かに悪いのかもしれないけど、自分が何に変えてもなりたいという夢のために走り続けるためには必要なことで、そこだけはぶれていなかったし1番真剣だったと思います。それくらいしないとなれない世界だったのかなぁ。と。そういう意味では原作者が元アイドルということが作品に何よりの説得力を持たせてるのがすごいパワーになってると思います。
そして主人公よりむしろ、周りの3人こそ友達がいないからとか、昔助けてもらったからとかで主人公に固執して、思惑に気付きながらも周りに流され行けるところまで流されようとしてるその姿勢こそがこの作品1番の問題なんじゃないのかなぁと思いました。
というところだと思いました。
だからこそ主人公が悪者みたいに描かれていたしそう感じる人が多いのだと。
ただ主人公の行動によりだんだん人間関係に亀裂が入っていく様は 危なくて脆くて見ていてハラハラするものがありましたね。
話もわかりやすく終わり方も綺麗にまとまっていたしキャラも立ってて作画も良いし音楽も良い。王道でまとまりのある良い作品だったと思います。
やっく

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