怖い、怖すぎる。「もしアメリカで内戦が起きたらどうなるか」という映画、くらいに思ってた。いや、その通りなんだけど、観ているコチラも頭上や背後が心配になるほどの爆破、銃撃だったんですよ。
アクション部分だけが怖いんじゃない。キルスティン演じるリー含め、過酷な状況を切り抜けた後の「心の処理が追いつかない」みたいな様子がこれまたリアルです。
途中、無慈悲な兵士役でジェシー・プレモンスが出てくるんですけど、まぁこやつが怖いんです!彼は割と心の温かい役を演ってきたイメージがあったせいか、震えましたね〜。本来この役を演る俳優が降板したから彼が急遽出演した...という話を聞きましたが(キルスティンの旦那さんだしね)飛び入り参加であの威力は素晴らしいな。
観てほしいけどオススメできない。そんなパワーある映画だった。アレックス・ガーランド監督なんだから油断しちゃいけないんだったな。