キルスティン•ダンスト、ワグネル•モウラ共演のA24作品。
女性記者•リー演じるキルスティン•ダンストを軸に描かれる、アメリカの近未来を描いたスリラー。
もしアメリカで内戦が起きたら?ということをテーマに、命懸けの取材を敢行するために行動するカメラマンたちの行動が試される。
銃撃や爆撃が飛び交う中、治安の悪化するアメリカに、リーとジェシー(ケイリー•スピーニー)という二人の女性カメラマンの対比や、共に行動していく中での複雑な胸中など、大統領のいるホワイトハウスにたどり着く過程で起こる凄惨な出来事などが描かれていくが、こんなことが現実に起こればアメリカ人は全滅してしまうのではないかと怖くもなった。
命懸けのロードムービーの中で起こる激しい銃撃戦の過程で心がズタズタになる出来事が起こり、そんな出来事を受け止めながら、新旧が交代するような描写は悲しいし、真実を伝えるための行動より命を大切にしてほしかった。
劇中、キルスティン•ダンストの夫でもあるジェシー•プレモンスの登場や、ホワイトハウスに近づくにつれて高まる緊張感が怖かった。