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シビル・ウォー アメリカ最後の日のnaoズfirmのレビュー・感想・評価

3.7

内戦🎬

ストーリーは国が分断されたアメリカを舞台に、政府と連合軍の戦いを描いた作品でした。作品は合衆国の命運を左右する戦いを軸に、内戦が起きた場合の世界線・ジャーナリズムのふたつの視点から描かれていました。アメリカは1776年に独立しましたが、その歴史は戦争と革命の繰り返しであり、中でもイギリス人哲学者ジョン・ロックが名誉の為に革命を起こすことを良しとする統治ニ論が大きな影響を与えました。この精神は今も尚、アメリカ人に遺伝子レベルで残っているおり、弾圧にも沈黙を貫く日本人には到底理解・起こせることではないと思いました。作中続く銃撃音や緊迫感、残酷さや無慈悲さは私たちに戦争と極限状態における人間心理の怖さを伝えていたと思いました。また激しい戦いとは裏腹に国内で起こっていることに対し、無関心な層が描かれていた点が印象的でした。今この瞬間にも世界では多くの命が失われており、いつどこで戦争が起こるか分かりません。無関心は罪なことであり、私たちは過去から学び同じ轍を踏まないよう現在と未来を生きなければならないと思いました。
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