主役2人の関係性が、凄く心に残った映画でした。自由奔放で身勝手で常識が無くて魅力的で繊細なベンジー。常識人だけど他人とコミュニケーションを取るのが苦手なデイヴィッド。デイヴィッドのベンジーに対する気持ちを吐露するシーンに共感しました。
人生には時には悲しみも必要で、それを感じるためのホロコーストツアーなのだと思います。ユダヤがルーツの方にしか感じられない想いがあるのだろうな。
アウシュビッツ収容所を後にしたベンジーがバスの中で泣いているシーンが印象的でした。ベンジーは泣けるけどデイヴィッドは泣けない。この2人の対比がよくできている映画でした。