このレビューはネタバレを含みます
ドイツで活動しているラッパー/プロデューサーのXatar(カター)が2015年に出した自伝的小説をベースに作られた映画。
ラッパーの自伝というだけあってものすごい波乱万丈、というかほぼハスリングの話になっていて、カターがポルノをダビングして売るところから始まり、プッシャーになって薬を売るもある日とんでもないしくじりをし、失敗をカバーするために金を強奪、最後は逮捕されるというどうしようもない転がり方をしていく。
基本的に親父がよそに愛人作って出て行ってしまうのがすべての始まりなので、親父が刑務所に面会に来るシーンでどのツラ下げて来てんねんと思ったけど、カターはそこから再起する。とてつもないガッツで成り上がるサクセスストーリー
全体的にそつなくまとまっている映画といった印象でよかった、完成度が高い