ジャン＝リュック・ゴダール／遺言 奇妙な戦争のhoshikazukanjoのレビュー・感想・評価

ゴダール好きと言いつつ実は私にとってこれが「ゴダールの新作を映画館で観る」という貴重体験の最初で最後となった。私のFilmarksの★は感情なので、★5いかせていただきます。存在しない映画の予告編ということで、まあ内容を「理解」するにはあと何回観れば足りるだろうか（いやどれだけ観ても解らないままかも）という感じだけど、自身のことを遅れてきた世代と認識しつつどの作家も到達できない次元に達したゴダールの伝説っぷりに畏怖の念を抱くし、このような作品を撮って許されるのは彼しかいないという点でもまさに唯一無二の存在だ。勝手にヌーヴェルヴァーグのあれこれに想いを馳せて胸いっぱいになっている、いま。