ゴジラ-1.0／Cのponのレビュー・感想・評価

「死ぬための戦いではない生きるための戦い」なんだよね。
２回目の鑑賞にて痛いほどそれがわかった。そう、もう死ぬためになったら止めなくては…。

モノクロになったことで目映いばかりのゴジラの熱線とその直後にくる暗闇との対比が際立ち恐怖感が増幅した。銀座での魅せ方も改めて素晴らしい。
暗と明による人々の密やかな息遣いまでもが肉感をもってくるよう。

そしてそれらを全て包み込む伊福部氏の楽曲の素晴らしさに言葉がなく…改めてそれを使おうと思った監督の英断に敬服するばかりだった。